近年、多くの投資家から注目を集めている投資方法の1つ、それが「ソーシャルレンディング」です。ソーシャルレンディングは、駆け出し投資家の方でも始めやすく、失敗の恐れが少ない投資方法と言われています。これから資金運用を始めるなら、ソーシャルレンディングによる投資をおすすめします。
ソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング事業者が介入し、投資家と企業をマッチングさせるサービスです。マッチングの際には、インターネットが使われます。
ソーシャルレンディングでは、まず事業者が複数名の投資家から元手を募り、集めた資金を企業に貸し出して運用します。運用の結果、得られる利益の一部を投資家は、出資額に応じて定期的に受け取ることができる仕組みです。
投資家と企業の間はソーシャルレンディング事業者が取り持ちます。投資家と企業に直接的な交流はありません。このため、企業への応援や共感というよりは、リターンを目的として資金を提供する投資家が大半です。
ソーシャルレンディングは、銀行預金に比べて高い利回りを得られます。一般的に、ソーシャルレンディングの平均的な利回りは2%~7%と言われています。
高い利回りを得られる見込みがありながら、比較的低リスクで投資にチャレンジできるのもソーシャルレンディングの魅力です。1万円程度の少額から投資でき、分配金を再投資することも可能。時間をかけて徐々に資産を増やしていきたい方に好まれています。
株式投資や投資信託は、元本の価格変動により利益を得るどころか、元本割れで損をする恐れがあります。その点、ソーシャルレンディングは仕組み上、基本的に元本の価格変動が起こりません。元本価格の変動を気に掛けずに償還を待つことができます。
株式投資や投資信託と比べた時、ソーシャルレンディングは圧倒的に情報収集の手間がかかりません。一度申し込みと入金をすれば、経済ニュースや金利の動向を追うことなく、償還まで過ごすことができます。
ソーシャルレンディングでの投資にチャレンジするなら、案件数が豊富な事業者を選ぶことをおすすめします。案件数が豊富な事業者は、信頼性を測る指標の1つと言われています。それだけではなく、自身が持つ希望にマッチする案件を探しやすくなります。
また、ソーシャルレンディング事業者の中には、金融・不動産のプロが案件発掘・ファンド運営をしている会社もあります。プロの目から見て将来性のある企業が選ばれる傾向になることから、高い利回りを期待できます。
以上のような事業者なら、安心して資産運用ができるでしょう。ソーシャルレンディングでの投資に、事業者選びはとても大切です。運営会社の情報を念入りにチェックして、信頼できる事業者のサービスを利用しましょう。